ヘマチンに注目した美健漢方化粧品のヘアケア
色とコシ、ハリのある髪は、それだけで若々しい印象を添えてくれます。
同時に、髪のエイジングは思っている以上に見た目年齢に影響を与えるのです。
でも、年齢を理由に諦めることはありません。
毎日の自宅でのヘアケアによって、健康的で美しい髪に変わってくる可能性は十分にあります。
正しいヘアケアのために必要なのは髪の基本を知ること
人の髪質は十人十色。柔らかい人、硬い人、太い人に細い人、直毛の人もいればくせ毛の人もいます。でも髪の構造自体はみんな同じ。
毛髪表面を覆ううろこ状のキューティクル、毛髪の大部分を占め水分をなじむコルテックス、毛髪中深部の空洞であるメデュラ。
また、毛髪の構成成分はその大部分をケラチンというタンパク質が占めています。
髪の構造は海苔巻きをイメージするとわかりやすいでしょう。
一番大事なのはメデュラ(具)ですが、コルテックス(米)が大部分を占め、しっかりしたキューティクル(海苔)がないと構造自体が崩れ、ボロボロになってしまいます。
そんな毛髪ですが、好き放題に生えたり伸びたりしているわけではありません。
「毛周期」というサイクルがあり、これに従って成長と脱毛を繰り返しているのです。
成長期:毛髪を形成する毛母細胞が分裂を繰り返し成長し、やがて毛が伸びて太くなります
退行期:毛母細胞の分裂が止まり、脱毛が起こります
休止期:再び毛母細胞が活発になるまで活動を休みます
毛周期は乱れた生活習慣やストレスなどで狂い、異常な脱毛から薄毛を引き起こします。
また、髪の構造に異変が起きることで、手触りが変化したり、硬くなってパサついたり、切れ毛や枝毛が増えてしまうのです。
このように構造や周期を理解することで、自分の髪に何が起こっているのか推測できるようになります。同時に、どんなお手入れが必要なのかがわかり、アイテム選びも明確になるでしょう。
うねり、クセ、パサつき、枝毛に切れ毛……髪のダメージの原因はヘアケア化粧品の選び方にあるかも?
キューティクルは髪の一番表面にあり、ツヤやなめらかさなど、髪の手触り・見た目に直結します。
ダメージを受けた髪はこのキューティクルがめくれたり乱れている状態。
コルテックスがむき出しになり、タンパク質が流出して水分を保持することができません。
そのため、パサついてゴワゴワしたダメージヘアになってしまうのです。
キューティクルを乱す原因
日常生活のなかにはキューティクルに強い影響を与える、ヘアダメージの4大因子が潜んでいます。
①紫外線
キューティクルを構成するタンパク質を変性させ、ダメージが進むと髪の内部が空洞化します
②摩擦
キューティクルは髪のうろこのようなもの。摩擦で剥げてしまうため、ブラッシングや寝具との擦れに注意が必要です
③熱
髪の主成分であるケラチンは熱によって変性します。乾いた状態で180℃、湿った状態で130℃から変性します
④パーマやヘアカラー
アルカリによる化学的処理で、キューティクルが溶けます。1回の施術で髪が約0.03mm細くなるとも言われています。
4つのヘアダメージ因子は、普通に生活していると頻繁に遭遇するものです。だからこそ、普段から髪に対するケア意識が大切。
髪専用のUVカットアイテムを使用したり、髪への摩擦を防ぐためにナイトキャップをかぶるのも有効です。また、ドライヤーは手短にしつつ濡れた状態での摩擦を最小限にし、カラーやパーマは頻度に注意しましょう。
白髪のメカニズム
髪のエイジングといえば白髪。黒々として豊かな髪は若さの象徴ですが、白髪は見た目年齢を大きく引き上げる要因です。
白髪の原因は、何らかの理由によって毛髪のメラニン色素が作られない、あるいは髪に受け渡されていないこと。
なぜメラニン色素が作られなくなるのか、明確な理由はハッキリしていませんが、加齢や遺伝的要素、生活習慣などと関わっていると考えられます。
一つ確実にわかっているのは、メラニン色素の受け渡しは毛根で行われるため、一度白髪として生えた毛髪が黒くなることはないということ。
だからこそ、生活習慣を整え、頭皮の健康状態を整える事が大切だと言えます。
薄毛のメカニズム
女性にも増えてきている薄毛の悩み。髪のボリュームが減ると、それだけで活力のない疲れた印象になります。いっきに老けて見えるため、薄毛も白髪と同じく大きなエイジング要因といえるでしょう。
薄毛の原因は主に【加齢】と【壮年性脱毛(男性型脱毛)】の二つ。
どちらも女性ホルモンの減少が原因で、「休止期」の毛が増えたことで起こります。
毛が抜けるというより、生えなくなっている状態と言えるでしょう。
加齢による薄毛を改善するのは難しいのが現実です。けれど年齢にそぐわない薄毛の場合、毛周期を整えること、すなわち生活習慣を整えて適したヘアケアアイテムを選択することで改善できる可能性があります。
正しいヘアケアへの道① ~正しいアイテム選び~
基本のヘアケアアイテムといえば、シャンプーとトリートメント。
基本だからこそ、この二つの選び方を間違えると、ヘアケア効果は大きく下がってしまいます。
シャンプーの種類と選び方
一口にシャンプーと言ってもその種類はさまざま。商品によっては「カラーヘア用」「ダメージヘア用」などの記載がありますが、洗浄剤の種類(界面活性剤)で分類することもでき、それぞれ適した髪質・肌タイプがあります。
メリット | デメリット | 適した髪質 肌タイプ |
成分表から分かる 見分け方 |
|
---|---|---|---|---|
アミノ酸系 | 安全性が高く低刺激。髪のタンパク質を守りながらマイルドに洗い上げる。 | 泡立ちが弱く、頑固な汚れは落としにくい。 | ダメージヘアー 敏感肌 |
名前の頭に「ココイル~」「コミカド~」「ラウロイル~」がつく成分を配合 |
ベタイン系 | 安全で低刺激。泡立ちはアミノ酸系よりもいい。 | 価格がやや高い。 | ダメージヘアー 敏感肌 |
「~ベタイン」という名前の成分を配合 |
高級 アルコール系 |
洗浄力が高く、泡立ちもいい。価格は安め。 | 高い洗浄力による刺激や脱脂力が強い。 | べたつく髪や頭皮 脂性肌 |
「~硫酸」という名前の成分を配合 |
石けん系 | 洗浄力が非常に高い。生分解性が高く環境に優しい。 | 髪がきしみやすく、カラーの褪色やパーマだれを起こすことも。 | 健康な髪 普通肌 |
石けん素地や脂肪酸エステル、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなど |
アミノ酸系
・メリット
安全性が高く低刺激。髪のタンパク質を守りながらマイルドに洗い上げる。
・デメリット
泡立ちが弱く、頑固な汚れは落としにくい。
・適した髪質肌タイプ
ダメージヘアー、敏感肌
・成分表からわかる見分け方
名前の頭に「ココイル~」「コミカド~」「ラウロイル~」がつく成分を配合
ベタイン系
・メリット
安全で低刺激。泡立ちはアミノ酸系よりもいい。
・デメリット
価格がやや高い。
・適した髪質肌タイプ
ダメージヘアー、敏感肌
・成分表からわかる見分け方
「~ベタイン」という名前の成分を配合
高級、アルコール系
・メリット
洗浄力が高く、泡立ちもいい。価格は安め。
・デメリット
高い洗浄力による刺激や脱脂力が強い。
・適した髪質肌タイプ
べたつく髪や頭皮、脂性肌
・成分表からわかる見分け方
「~硫酸」という名前の成分を配合
石けん系
・メリット
洗浄力が非常に高い。生分解性が高く環境に優しい。
・デメリット
髪がきしみやすく、カラーの褪色やパーマだれを起こすことも。
・適した髪質肌タイプ
健康な髪、普通肌
・成分表からわかる見分け方
石けん素地や脂肪酸エステル、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなど
トリートメント剤は目的を持って選ぶ
トリートメント剤にもいろいろな種類があります。
リンスにコンディショナー、ヘアマスクやヘアパック、インバストリートメントにアウトバストリートメント。
それぞれどういった役割をするのかを理解すれば、選ぶべきトリートメント剤がハッキリします。
リンス・コンディショナー
髪の表面に保護膜を形成し、刺激から守ったり静電気を抑制したり、手触りを改善します。
ヘアマスク・ヘアパック
髪の内部に浸透し、保湿やタンパク質の補強をすることで髪の構造そのものを補修します。
インバストリートメントとアウトバストリートメントの違いは?
お風呂場で使うインバスと、お風呂から出た後に使用するアウトバストリートメント。
シャンプー直後に使用するインバストリートメントは、より内部に働きかけます。
対して、アウトバストリートメントは髪の表面に作用するもの。
油分の膜などで髪をコーティングしたり、水分を保持したり、手触りを改善するために用いられます。
インバストリートメントは髪の構成成分に近いものを選ぶと効果的。アウトバストリートメントは日中であれば紫外線や乾燥から守るものを選び、夜用はべたつきや肌荒れを避けるために油分が控えめのものを選ぶといいでしょう。
正しいヘアケアへの道② ~シャンプー&ブロー~
正しいアイテムを選んでも、使い方を間違えれば効果は半減以下。
逆に、正しく使えばホームケアでもサロン帰りのようなツヤツヤに仕上げることができます。
正しいシャンプーの方法
シャンプーの目的は、髪を洗うことよりも頭皮を洗うこと。
頭皮:髪=8:2のイメージで、頭皮を洗った残りの泡で髪を洗うといいでしょう。
①予洗い:水分をしっかり頭皮全体にゆきわたらせる
②シャンプーをのばす:シャンプーをそのまま頭皮につけるのではなく、一度手の平に広げる
③地肌で泡立てる:シャンプーを頭頂部につけ、指の腹を使って地肌でしっかり泡立てる
④後頭部やサイドを洗う:手を上から下へと横にジグザグさせながら後頭部とサイドを洗う
⑤頭皮をマッサージ:指の腹を使って頭皮を気持ちいい強さでマッサージする
⑥髪を洗う:残った泡で髪を優しく洗う
正しいシャンプーは頭皮の環境を整えて健やかな髪を育むだけではありません。
指の腹を使って地肌をマッサージすることで、頭皮のたるみを防ぎ、結果的に顔のたるみの予防にもつながります。
頭皮と顔の皮はつながっています。顔と同じように頭皮も丁寧にケアしましょう。
正しいブローの方法
ドライヤーは高熱で髪に大きなダメージを与えます。でも、自然乾燥はドライヤーよりもさらにダメージ大。
つまり、ドライヤーは必要悪なのです。よって、髪への負担を極力抑える工夫が必要です。
①タオルドライ:タオルで髪を挟み、水分を押し出すようにする
②根元を乾かす:髪をかき上げて根元を露出させ、しっかりドライヤーの風を当てる
③中間を乾かす:髪の中間部は斜め上45°からドライヤーを当てる
④毛先を乾かす:斜め上から風を当てつつ、内側から手でコーミングする
大事なのは根元から乾かすことと、ドライヤーを斜め上からを当てること。
こうするとキューティクルの流れに沿って乾かすことになり、髪へのダメージを減らすことができます。
基本をしっかり守れば、自宅でのブローもサロンの仕上げに近づけることができますよ。
注目成分「ヘマチン」の力で若々しい美髪へ
美健漢方研究所では、美しく健やかな髪を育むのに役立つ【ヘマチン】に注目しています。
グロビンと結合して血液の主成分であるヘモグロビンを形成する成分です。
どんな効果がある?
①タンパク質と結合しようとする性質をもつため、毛髪に使用することでケラチンと結合して髪を補修する効果を期待できます。
②メラニン色素をつくる酵素チロシナーゼを活性化させる効果もあることがわかっており、白髪予防への期待も高まっています
③アルカリ除去効果があり、パーマやカラーによって残留したアルカリを取り除くことでダメージを抑えます。 同時に、カラーの褪色を防ぎ、パーマのもちをよくします。