乾燥肌(ドライ肌)とは
乾燥肌(ドライ肌)とは
水分も皮脂も少なくなっている肌タイプ。
指先で触れたときに、「やわらかさ」や「しっとり感」が感じられず「カサカサ」した状態の肌。キメの細かい人がなりやすいタイプともいえます。
乾燥が進んだ肌は、肌荒れしてキメが乱れ、触るとカサカサしたりザラついたりします。化粧も浮きやすくなります。
うるおいのある肌というのは、皮膚の一番表面にある表皮の中の3つの保湿成分「皮脂膜」「NMF(天然保湿因子)」「細胞間脂質」が十分に保持され、うるおいが保たれ、キメが整った状態になっています。
一方、表皮の一番上の角層=角質層から水分が失われてうるおいが不足した状態になると、角層が乱れて刺激の受けやすい乾燥状態、肌荒れが起きやすい状態になります。乾燥肌になる直接的な原因はこの角層の水分不足によるものです。
ではどんな状態が正常な肌の状態なのでしょうか?
健全な状態の肌とは
- 角層が規則正しく並び、十分水分を保持して乾燥や刺激などから肌を保護している状態→キメが整っています。
- 皮細胞が順調に生まれ変わっていると、ターンオーバーが順調に行われ、健全な角層がつくられます。ターンオーバーが乱れると、必要のない古い角質が肌表面にたまり、角質が厚くなります<角質肥厚(かくしつひこう)>。
逆にターンオーバーが早まると、成熟していない細胞になるため、外界からの刺激を防いだり、水分保持のためのバリア機能がしっかり機能せず、さまざまな肌トラブルの要因になります。 - 皮の下の真皮細胞の働きが順調に行われ、表皮を下からしっかり支えて肌のハリや弾力を保っています。
乾燥肌では上記の3つのどれか、もしくは3つともうまく機能していない状態にあります。肌が健全な状態にあると①キメが整い、②細胞のターンオーバーが順調に行われているので肌がくすんだりざらついたりしません。③ハリや弾力もあります。
さまざまな肌のトラブルは「乾燥」から始まるといわれています。
「老化とは乾燥への推移である」と言ったのは、かの有名な古代ギリシャ哲学者アリストテレスです。老化が始まること=乾燥すること、ならば、乾燥が始まること=老化が始まることに!?
放置しておくと、肌荒れや小ジワのもととなる乾燥。早めのスキンケアで老化をSTOP!早く正常なお肌に戻してあげましょう。