2 混合肌の予防

混合肌対策と予防

混合肌の予防・対策で行いたいのはスキンケア

混合肌は脂性肌と乾燥肌が混在している状況ですが、乾燥しすぎ、脂っぽいなど異なる肌質が気になる肌タイプといえます。ノーマルな肌にしたければ、その差を縮めることが先決です。

混合肌対策として、まずは保湿を

乾燥を整えるのは「保湿」を行い乾燥部分をしっかりと保湿するのがポイントです。では脂っぽい部分はどうすればよいのでしょうか。もともと肌は皮膚が持っているバリア機能、皮脂や汗などが一緒になってできる皮脂膜のおかげで、肌を外敵から守ってくれています。

ただ、このバリア機能の働きのおかげで、過度な洗顔により皮膚が「乾燥」したと勘違いする場合も乾燥すると肌は皮脂分泌を活発にし、皮脂が過剰になり脂っぽいと感じる肌になります。皮脂の過剰は乾燥が原因といえますので脂っぽくしないためには保湿成分を補い、肌を乾燥させないことが重要です。

肌に優しい保湿をしつつ乾燥させない肌に

保湿化粧品を使用する以外の対策として、<洗顔しすぎない><紫外線の防止>などが重要です。脂っぽい肌には収れん化粧品などで引き締めて、クリームなどはべたつくからつけない方がいいかと思われている方もいるかもしれません。

保湿をしないスキンケアでは結果として乾燥が進みます。化粧水で保水をした後に必ず乳液、クリームなどで「保湿成分」を補うようにしてください。スキンケアだけでなく、脂っぽい部分の皮脂を根本から抑えるためには、生活習慣や食生活を見直すことが大前提です。 例えば

  • 寝不足を解消する
  • アルコール・喫煙を控える
  • 間違ったスキンケアを正す
  • 偏った食生活を見直す

などがあげられます。

寝不足によってホルモンバランスが乱れると肌のバリア機能が正常に働かなくなります。肌の免疫力が低下するとニキビや肌荒れの原因にもなります。化粧品だけで外からのアプローチをするには限界がある点は常に意識しておきましょう。

でも例えば美肌にいいとされるビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは、それを多く含む野菜などを食べることで(内側からも摂ることによって)美肌力はアップします。

余分な皮脂が酸化して肌を傷つけるのとは逆で、酸化に対抗する抗酸化力をもった野菜を多く摂ることで、酸化しにくい、老化しにくい肌を保ってくれます。生活習慣を見直して、肌を整えれば脂性肌に傾きにくい肌になるでしょう。

混合肌とは

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