敏感肌を内側から予防・改善する
敏感肌の改善にはスキンケアと十分な睡眠を
敏感肌は外側ケアだけでなく、体の内側からケアすることで、よりよい予防や改善ができます。敏感肌になってしまったら、乱れた皮膚のターンオーバー(表皮の新陳代謝)を正常に戻してあげるのが先決。
ターンオーバーを整えると敏感肌を健康肌へと導くことができます。
肌は真皮(しんぴ)との境目、角層=角質層の下の「基底層(きていそう)」でターンオーバーの始まりとなる細胞分裂が起こり、生まれ変わります。
この細胞分裂はおもに睡眠中に行われますが、たくさん睡眠をとったからといって効果があるわけではなく、寝始めの3時間に多くの成長ホルモンが分泌され、その3時間の睡眠の質を上げることで、よりよい睡眠をすることができます。
肌の修復作業を担う成長ホルモンは、ターンオーバーには欠かせないホルモンです。眠りが浅いとホルモンの分泌が妨げられてしまうので、ホルモンをしっかりと分泌するためにも、よい眠りを得ましょう。
- 成長ホルモンが活発に分泌されるのは夜10時~深夜2時。この間にしっかりと眠りましょう。ベストな睡眠時間は6、7時間。
- 寝る前にストレッチやヨガを行うと快眠しやすくなります。不眠気味の人は、寝る1時間前から照明を暗くしてリラックスするようにしましょう。また、眠気を誘うラベンダーなどのアロマオイルを枕にたらしたり、香らせたりすることでリラックスし、眠りやすくすることもできます。
- 枕の高さはよい睡眠をとる上で重要です。どの高さがちょうどよいかを確認したければ、大きめのタオルを二重もしくは三重、四重にして、いろいろ試しながら自分に合う高さを見つけましょう。
敏感肌の改善に役立つ食事ケア
タンパク質が豊富な肉・魚・卵は肌のハリをつくるコラーゲンのもと。皮膚の保湿成分を補うためにも毎日100g程度は摂るようにしたいもの。肌が栄養不足に陥って乾燥してしまわないように毎日必ず摂るように心がけましょう。
不規則な食事や偏った食事も肌の乾燥を招きます。
また、ダイエットで栄養が不足したり、喫煙で血行が悪くなると肌の再生がうまくできなくなります。ターンオーバーを促して肌が正常に生まれ変われるようにバランスのよい食事を心がけましょう。