脂性肌の原因は乾燥!?
脂性肌の原因は、乾燥肌や混合肌と同じ
「えっ!」と思われるかもしれませんが、脂性肌の原因は乾燥肌の原因とほとんど同じです。ですので乾燥肌の予防を行えば、脂性肌も改善するはずなのです。
肌が乾燥すると、うるおいを補うために皮脂が大量に分泌されて、脂っぽい肌になってしまうのです。

脂性肌・乾燥肌・混合肌の原因は、遺伝も関係している?
ただし、そのほかの原因もあります。例えば「遺伝」です。両親のどちらかの肌質が脂性肌であれば遺伝の可能性もあります。もしくは、なりやすい家系ということも考えられます。
ちなみに遺伝するのは「皮脂腺の大きさ」。皮脂腺が大きいとそれだけ皮脂の分泌量が多くなるため、脂っぽくなってしまうのです。腺が大きく、女性よりも大きくなりやすいといわれています。
これは男性ホルモンの影響が考えられています。また、皮脂腺が多いのは頭皮・額(ひたい)・鼻筋で、いわゆるTゾーンとよばれている場所です。
脂性肌・乾燥肌・混合肌の原因は、ストレスも影響している場合も
また、ストレスも大きく影響します。人はストレスを受けると自律神経の交感神経が活発に働いてしまい、疲労を回復してくれるはずの副交感神経の働きが弱まってしまいます。
副交感神経が働かないと、自律神経自体がバランスを崩してホルモンの分泌に影響を与えます。慢性的なストレス状態になると、男性ホルモンの分泌が盛んになってしまい、これが肌の皮脂分泌を高めてしまいます。
さらに大量の皮脂によってニキビや吹き出物などのトラブルになっていきます。最近では働く女性に脂性肌の人が増えているともいわれています。このストレスによる原因が多そうですね。
そのほかに「加齢」も原因の一つです。加齢によって保湿成分が少なくなると、肌は乾燥による水分不足を補うために皮脂を過剰に分泌させてしまいます。ただし、本当は乾燥肌なのに脂性肌という、「インナードライ(脂性乾燥肌=乾燥脂性肌)」の可能性もあります。